“おまけですが、結構尊敬してきた我が国の知識人の皆さんが、今回の震災でパニックとなり、冷静とはいえない発言や、冷静とはいえない行動や、冷静 とはいえない主張をしておられ、極めて残念に感じることがままありました。いや、不安なのは事実であり、私も不安ですから、いまも東京に居て何かあったら 家族をどう守ろうかと思案するわけですけれども、恐怖に直面して知識人が率先してパニックになって読者と一緒に動揺しているのは見ていてとても悲しくなる わけです。
一方で、これから実績を上げていこうと考えている若い研究者や言論人には、落ち着いている人が多かったように記憶しています。冷静に報道に向き合い、情報を整理してコンパクトに提供し、論点を絞って思案しているのを散見しました。
これらを以って「地が出たな」と難ずるつもりはありません。平時に優秀な人が非常時に使い物にならないというのは、その人の向き不向きにすぎませ んから。ただ、自身を客観視してパニックに陥っているなあと思ったら、少し静かにしたほうが周囲から失望されずに済むのかなあと個人的には感じました。
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